120fps表示のEVF

ソニーからAPS-Cミラーレス機α6300が発表されました.仕様を眺めて目を引いたのは,搭載されているEVFの表示がようやく120fpsになったことです.これまではセンサー読み出しが120fpsでもEVF表示が遅いものばかりでしたからこれはいいですね.動体撮影では60fps表示だと物足りなく感じることが多く,特に動きが速い小鳥や昆虫が相手だと表示がかなり雑に感じますから,実用的なEVFには120fps程度は必要だと思います.ただし,このEVFの解像度はXGAですから,光学ファインダーにはまだまだ及びません.今後の発展に期待しましょう.

Blackmagic EVF 改造キット

Blackmagic Designから販売されているフルHD OLED EVFのURSA Viewfinderを汎用外付けEVFにするための改造キットがWooden Cameraから発売されました.URSA Viewfinderは現在入手出来るフルHD EVFで最も安価な製品です.しかし,Blackmagic Designのカメラに搭載しやすいように作られていて,他社製カメラでは使い難そうな形状でした.改造手順のビデオも用意されていますから,簡単に改造出来そうですね.なお,カメラとの接続がSDI専用になっているので,HDMI出力のみのカメラではHDMI-SDIコンバーターが必要になります.

追記(2015/11/22):URSA Viewfinderが対応するSDIは1080pに限られますから注意して下さい.カメラの記録フォーマットの設定によりSDI出力が制限され1080pで出力出来ないものがあり,その場合はURSA Viewfinderが使えません.例えば,記録フォーマットが1080/24pのとき,ソニーのNEX-FS700やPXW-FS5は1080pでSDI出力出来ますが,上位機種のPXW-FS7は出来ません.ただし,SDI出力を変換するコンバーターまで使うのであれば,もちろん大丈夫です

Zacuto Eye EVF

ZakutoからまたHD OLED EVFが出るようです.昨年発表されたGratical HD EVFと同じ解像度で,機能を省略してコンパクトにまとめたものです.汎用EVFでは標準的とも言えるピーキング機能などもなく,カメラにある表示機能を利用するとのことです.価格は$1,500.Gratical HDは高過ぎましたが,これもまだまだ高いですね.ただのHDモニターなんですからもっと低価格化出来ると思います.個人的には,将来,超望遠動画撮影用の照準器もデジタル化したいと思っているので,照準器用のファインダーとしてはこの手の製品が重宝しそうです.

続々登場のグローバルシャッター機とフルHD OLED EVF

現在開催中のNAB 2015でBlackmagic Designがグローバルシャッター採用のBlackmagic URSA Miniと,そのアクセサリーとしてフルHD OLED EVFのBlackmagic URSA Viewfinderを発表しました.4.6K解像度のURSA Miniは,フルHDクロップ時に160fpsまでのハイスピードにも対応しています.段々楽しみになってきましたね.また,URSA Viewfinderは一見専用EVFのように見えますが,普通にSDI接続のようですから電源(12V)を用意すれば他社製カメラでも使えそうです.うれしいことに価格も比較的リーズナブルで,衝動買いしてしまいそうです.うむ〜,国内メーカーも頑張って下さい!

ST1080在庫放出?

ST1080改 フルHD EVFとFS700 ふと検索してみると,3D対応フルHDヘッドマウントディスプレイのST1080の新品がeBayにいくつも出ています.長らく販売停止状態でしたら欲しい人はお早めに.改造前提になりますが,動画撮影用として比較的安価にフルHD EVFが欲しい人にはお勧めですよ.私も予備機としてもう1台入手すべきか思案中です.ただし,価格が以前販売していた時よりかなり上がっています.また,この在庫放出?が何を意味するのかも興味津々です.

右の画像は,ST1080改 EVFをFS700に外付けした例です.左側のアイクッションは照準器用で,右側のアイクッションがST1080の左側ディスプレイについています.右側ディスプレイには双眼鏡のカバーをつけています.FS700は付属グリップが使い難いので,延長バーで手元に汎用グリップをつけて使用していますが,ST1080のコントローラーはその延長バーにくくりつけています.手前下に伸びているケーブルはST1080の電源用(USB)です.

F&V SpectraHD 4 EVF

スマホで増えてきた4.3インチHD(1280×720)ディスプレイを用いたEVFも今年の夏に出て来るようです.F&VのSpectraHD 4 EVFです.価格はディスプレイ本体が$1,100で,ルーペ付きは$1,400 (註:News Shooter記事原文の”with loop”は”with loupe”の綴りミス)だそうです.これも高価ですが,Zacuto Gratical HD EVFに比べれば割安感がありますね.ただ,飛翔撮影等で両眼視することを考えると,4.3インチというサイズは大き過ぎて使い難いかもしれませんし,下のリンク先の画像を見るとルーペがかなり長いこと(たぶん,倍率を抑えるため)も影響あるかもしれません.

Zacuto Gratical EVF

汎用外付けEVFメーカーもようやく小型OLEDを使用した製品を出すようですね.現在開催中のNAB 2014でZacutoが新製品のGratical EVFを発表しています.製品は解像度が異なるものが2タイプあって,Gratical LTがXGA(1024×768, 映像サイズは1024×576),Gratical HDがSXGA(1280×1024, 映像サイズは1280×720)です.もちろん4K入力対応で,いずれも撮影情報(ヒストグラム等)は映像に重ねずに画面の下の位置に表示することで見やすくしています.また,LUT対応でLogガンマ等の低コントラスト収録時の映像確認にも便利になっています.気になる価格はLTが$1,500ぐらい,HDが$3,000ぐらいとのことです.

ソニーからモバイル対応HMD

ソニーの有機ELヘッドマウントディスプレイHMZシリーズがようやくモバイル対応になるようです.解像度は相変わらずHD(1280×720)に据え置きなのが惜しいですが,有機ELの見やすい映像が楽しめそうですね.ST1080の前に発売されていたら飛びついていたかもしれません.どなたか私の代わりに汎用外付けEVFに改造する人はいませんか? (^o^)

なお,ソニーは業務用カムコーダー向けに同じ有機ELディスプレイを使用した外付けEVF DVF-EL100を既に発売済みですが,接続が対応機種専用であることに加え,正に業務向けプライスで半端な価格ではありません.

ソニー:プレスリリース
製品情報:HMZ-T3W / HMZ-T3
AV Watch 記事

ファインダー視野角

光学ファインダーやEVFの視野角は,機種によっては公表されているものもありますが,大抵の場合は仕様表を見ても書いてありません.また,感覚的にどれぐらいの広さがあれば見やすく撮影しやすいというのはありますが,実際に角度を数字で表した方が分かりやすいものです.しかし,角度を直接測るのは結構難しい作業なので,ファインダーの視野角を計算で求める方法を紹介したいと思います.EVFの場合,像が精細に見えるかどうかは解像度(ピクセル数)と視野角によりますから,それぞれが分かっていれば性能の目安にもなります.

高解像外付けEVF

AlphatronのEVF-035W-3Gに続いて,いつのまにかCineroidからも3.5インチRetinaディスプレイ(960×640)搭載のEVF,EVF4RVWが発売されていました.先発のEVF-035W-3Gはレビュー記事でも好評だったようです.B&H等の量販店での価格はどちらも$1Kを大きく越えていますが,良く出回っている3.2インチWVGA(800×480)ディスプレイでは力不足に感じている人にはお勧かもしれません.価格はEVF4RVWの方が$100安いものの,もう少し挑戦的な価格にも出来たと思いますね.しかし,WVGAのEVFでも$1K近いものがありますから,メーカー側としてはそれよりは高く売れるはずという目算なのかもしれません.